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調性音楽ぎらいの耳がきこえる聾桟敷の人々はたかっしーとともに天地神明に誓ってサムラゴチになります。

 
 
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近来まれに見る「謝罪ショー」だった。現代のベン・ジョムシーこと佐村河内守の仕草、話しっぷり、表情は「ロス疑惑」の三浦和義と驚くほどよく似ていた。「悲劇の主人公」を自らのモチーフとするところも。

佐村河内守の話す内容になど鼻から微塵の興味もなかったが、一体いかなる話しっぷり、弁解、詭弁、言い逃れ、嘘っぱち、たわ言、妄言、きれいごとをほざき、並べたてるのかにはいささかの好奇があった。

佐村河内守はあろうことか一連の三文猿芝居について、「調性音楽の復権が本当の目的だった」とほざいた。ほざきやがった。その言を聞いたときは腹がよじれるほど笑った。知性なし教養なし音楽的素養なしの卑欲卑劣なゼニカネの亡者ごときがなにをぬかしやがるか。さしずめ、「ズボンのチャックがあいていることとベートーヴェンの音楽になにか関係があるのかね? 」のオットー・クレンペラーならメイクラヴを途中で偽終止して、「寝言は寝て言え! 若造!」と烈火の如く怒り、100万dbの大音声で怒鳴るはずだ。

吾輩のあまりにも大きな笑い声を耳にした世紀末の観音様である虹子はあやうく「感音性難聴」になるところだった。気に障ったのは佐村河内守のいかにもわざとらしい「弱々しげな声と話し方」だ。

意識して弱々しげな声を発する輩にろくな者はいない。これは経験則である。根拠も整合性もなく自らの立ち位置を「弱者」に置き、あるいは「弱点」「弱さ」をことさらに表明する者もだ。「なにか裏がある」と思っておくくらいでちょうどいい。さもなければ、あとで手痛いしっぺ返しを喰らうことになる。大やけどする。

さて、本日は口直し、耳直しに調性音楽と無調音楽を交互に繰り返し聴くことにしよう。次回の「サムラゴチになります」はだれがジバランするんだろうな。

補記
伊藤乾のテクスト『偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけ』(JBpress/2014.02.08)は現代のベン・ジョムシー事件発覚後に現れたあまたの言説の中でもっとも誠実にして精緻、明晰である(2月11日/2月18日に続編あり)。一読の価値ありだ。

Collage800PX.jpg Samuragoch-Mimigakikoeru-Gag Illustration800PX






     
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