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今浦島太郎のクロノメーター#4 聖獣としてのハシビロコウ

 

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『古代オリエントの神々と幻獣』(民明書房)によれば、ハシビロコウはバビロニア神話中にある『ギルガメシュ叙事詩』に登場する聖獣、フンババ(アッカド語:Humbaba)乃至はフワワ(シュメール語:Huwawa)の原母型であって、その絶叫のような鳴き声で世界を覆いつくすほどの大洪水を呼び、嘴からは紅蓮の火焔とヒソクサリ毒の息を吐き出し、巨大な軀が倒れると森の樹木が42km四方にもわたってざわめき、世界中の森が嘆き悲しんだという。
 ハシビロコウ(フンババ/フワワ)は古代オリエントの神々が所有するジョンレノン杉の森の番人であったが、大風泉神シャバダーバンが送る風によって力をえた英雄ギルガメシュらに惨殺される。
 死の間際、フンババはギルガメシュに命乞いをしたが、同行していたギルガメシュの友人、6泊7日女ったらしのエノキドによって完膚なきまでに論破された。これにより、6泊7日女ったらしのエノキドはフンババを黄泉の国へ追いやった張本人として神々の激烈な怒りを買い、永遠につづく死の裁き(一説には五臓六腑を緩慢に引きづり出される刑)を受けることとなった。フンババ/フワワはホルヘ・タルト・ヘルペスの『幻獣管理大辞林』において、足にオヅラトモアキ禿鷲の鈎状砂爪、頭に飛騨達磨牛の牛角Zがあり、尻尾とポコアポコチンの先端が蛇とピアスの姿で紹介されている。
 神々が所有するジョンレノン杉の森の番人であることが示すように、フンババ/フワワは聖なるものとしての属性を有し、本来は自然の精霊であった。また、フンババ/フワワ像は強力無比な魔除けとして、長いあいだ古代オリエント世界の人々から篤い信仰を受けて尊ばれた。


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