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M-Jはお花畑そのものだった。Michael Jackson『Heal The World』

 

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 大きな誤解をしていた。マイケル・ジャクソンは脳内にお花畑が広がったショタ公、夢みる夢夫くんだとばかり思っていた。勿論、そういったパーソナリティもあったろう。しかし、それだけではない。『Heal The World』を改めてじっくり聴きなおしてえた結論は、マイケル・ジャクソンはその存在自体がお花畑、あるいは、現代の花咲か爺さんであるということだった。
 ショー・ビジネス、音楽ビジネスに関する評価を除けば、今の段階でマイケル・ジャクソンという一人の人間に関する正当な評価はほとんどなされていないように思える。これから数十年後あるいは数百年後、下手をすれば千年単位の後にマイケル・ジャクソンに関する真の意味の評価はなしうるのではないかとさえ思える。それくらい、マイケル・ジャクソンは現在の世界が持つスケール、物差し、尺度では分析計測解析しえない存在であるということだ。
 ピーターパン・シンドローム? それってうめえのか? ダシはきいてるか? 歯ごたえはどうなんだ? ピーターパン・シンドロームがあるならシンデレラ・シンドロームもミッキーマウス・シンドロームもドナルドダック・シンドロームもミニーマウス・シンドロームもグフィー・シンドロームもプルート・シンドロームもムーミン谷シンドロームもピーターラビット・シンドロームもスヌーピー・シンドロームもトムソーヤー・シンドロームもハックルベリー・シンドロームも鉄腕アトム・シンドロームも鉄人28号シンドロームもウルトラマン・シンドロームもあしたのジョー・シンドロームもドラえもんシンドロームもクレヨンしんちゃんシンドロームも美空ひばりシンドロームも松田聖子シンドロームも裕次郎シンドロームもアイルトン・セナ・シンドロームも長嶋茂雄シンドロームも村上春樹シンドロームも宮本武蔵シンドロームもあるだろう。田中角栄シンドロームやJFKシンドロームだってあるかもしれない。ヘッポコ社会学者がグリップできるほどマイケル・ジャクソンという現象あるいは事態は生易しくも貧乏臭くもない。動くゼニは年間に数千億だ。それだけで立派な産業である。マイケル・ジャクソン産業。この産業で多くの者がめしを喰い、糧をえてきた。今もだ。楽曲、映像をはじめとする著作物がパブリック・ドメインになるまでずっとだ。そのような桁外れの現象/事態の中心にいるマイケル・ジャクソンを、年金年金と粘菌のようにネバネバしつこく喧しく、「連帯を求めて孤立をおそれず」と洒落臭いことを抜かしながら、その当時の悪事については恥も知らぬげにいけしゃあしゃあとしらを切り、頰っ被りに忙しい「団塊世代」への死刑宣告さえ申し渡せない三文社会学者どもが解明できるはずもない。


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 柳の下の二匹目のドジョウを当てこんで「We Are The World 25 For Haiti」のヘッポコ花火を派手派手しく打ち上げ、その先頭にしたり顔で立ったアメリカ合衆国の五木ひろしことライオネル・ミミッチー・リッチーの卑しささもしさにはほとほと鼻白んだものだ。いまや「あの人は今」になって久しい質屋の番頭がお似合いのポンコツおやじがドヤ顔でなにをし、なにを語ったところでもはや世界にはなにひとつ届きはしない。
 クインシー・ジョーンズは愛の亡霊をものともせずに作曲に編曲にプロデュースに才能全開で、マイケル・ジャクソンは向かう所敵なしのKing of Pop街道をまっしぐらにひた走っていた1985年の「U.S.A. for Africa」の頃とは世界も人間もまったくちがうのだ。質屋の番頭ふぜいのライオネル・ミミッチー・リッチーは臆病なライオンですらない泥棒猫だ。
 その是非はともかく、「U.S.A. for Africa」も『We Are The World』も、ボブ・ゲルドフとクインシー・ジョーンズとマイケル・ジャクソンがいなければ成り立ちえなかった。にもかかわらず、質屋の番頭はPVに申し訳程度に過去の映像の編集でマイケル・ジャクソンを登場させたのみで、ボブ・ゲルドフもクインシー・ジョーンズもほとんど聾桟敷だ。こういう不逞を恥知らずというのである。

 質屋の番頭に対する憤りのあまり、話がそれた。M-Jと『Heal The World』だ。『Heal The World』を繰り返し聴いていただきたいものだ。その歌詞の意味も含めて。『Dangerous』の7曲目にある。初出が1991年だから、もう22年か。懐メロになってもいい時期だが、ところがどっこいこの楽曲は齢をとっていない。煤けていない。手垢にまみれていない。いまだに強くまぶしい光、輝きを放っている。『Heal The World』はここ50年のポップス・シーン、のみならず音楽シーンにおいても傑出している。
 M-Jは、「常に、いついかなるときにも、世界のどこででも、MIchael Jacksonであらねばならない」という強迫に苛まれつづける日々だったろう。「整形」はその強迫がもたらしたひとつの立ち現れにすぎまい。クインシー・ジョーンズとの「訣別」が象徴するものと意味するものについても論及したいが、昼めしの時間だ。
 本日の昼めし。Macでジョイント・ベンチャー・ハンバーガー。略して、M-J. 今頃、天国のお花畑あるいはEVER LANDの真中ででジャンプ・ダンピング・クイックターンの練習に励んでいるM-Jにもひとつおごってやろう。いまだにMOON WALKがうまくできない。腹ごなしにヴェルニー公園のバラ園で練習することにする。

 マイケル・ジャクソンに付和雷同した者、周囲にいたお追従者、寄生者、M-J死してなおM-Jを食いものにしている不逞の輩どもにこそ天の鉄槌が落ち、インドラの矢が放たれんことを。


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 Michael Jackson - Heal The World




     
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