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真言の音楽#19 ヴィルトゥオーソの親和力 オスカー・ピーターソン&イツァーク・パールマン『Side by Side』

 

Oscar_Peterson_and_Itzhak_Perlman-Side_by_Side800PX.jpg
 

二人のヴィルトゥオーソの類まれなる親和力に脱帽する。


リラックスし、音楽を、ともにあることを愉しみ、慈しむ二人の巨匠、ヴィルトゥオーソ。並んで。すぐそばで。手に手を取り合って。セナとプロストの憎悪と憤怒のSide by Sideではない。互いに認めあい、敬意を払い、手を携えて音楽を、ともにあることを愉しみ、慈しもうというSide by Sideだ。
収録されている全パフォーマンスが素晴らしく、どれとは決めがたいが、あえて推すなら『Misty』と『I Loves You, Porgy』。多くの演奏家が取り上げている定番中の定番曲だが、それらの中でも上位にある名演である。『I Loves You, Porgy』はニーナ・シモンやマイルス・デイヴィス、ビル・エバンスなどの名演があるが、それらと十分に伍する。70歳、円熟のオスカー・ピーターソンと、50歳、脂の乗り切ったイツァーク・パールマン。脇を固めているのはハーブ・エリス、レイ・ブラウン、グラディ・テイトらの強力な布陣。いずれも巨匠の域にある演奏家たちだ。
イツァーク・パールマンはその技巧の完璧さゆえに、ときとして「怜悧」「冷たい」といったようなあさっての方向を向いたようなことを言われることがままあるが、『Side by Side』におけるイツァーク・パールマンはあたたかく、のびのびとし、大らかでさえある。Telarcは実にいい仕事をした。
『Side by Side』は「無人島に持っていく音源リスト」に入れてある。


Oscar Peterson and Itzhak Perlman - Side by Side (1994)

Released: August 5, 1994
Recorded: April 11-13, 1994. At Master Sound Astoria, Astoria, Queens, New York.
Genre: Jazz/Classical
Duration: 61:30
Label: Telarc

Tracking List
1. "Dark Eyes" (Traditional) – 6:08
2. "Stormy Weather" (Harold Arlen, Ted Koehler) – 4:50
3. "Georgia on My Mind" (Hoagy Carmichael, Stuart Gorrell) – 5:42
4. "Blue Skies" (Irving Berlin) – 4:43
5. "Misty" (Sonny Burke, Erroll Garner) – 5:34
6. "Mack the Knife" (Marc Blitzstein, Bertolt Brecht, Kurt Weill) – 3:29
7. "Nighttime" (Oscar Peterson) – 6:13
8. "I Loves You, Porgy" (George Gershwin, Ira Gershwin, DuBose Heyward) – 4:47
9. "On the Trail" (Harold Adamson, Ferde Grofé) – 4:33
10. "Yours Is My Heart Alone" (Ludwig Herzer, Franz Lehár, Beda Fritz Loehner) – 5:24
11. "Makin' Whoopee" (Walter Donaldson, Gus Kahn) – 4:44
12. "Why Think About Tomorrow?" (Peterson) – 5:23

Personnel
Oscar Peterson – piano
Itzhak Perlman – violin
Herb Ellis – guitar
Ray Brown – double bass
Grady Tate – drums

Misty - Itzhak Perlman & Oscar Peterson
I Loves You, Porgy - Oscar Peterson & Itzhak Perlman




     
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