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ノムラ(2丁拳銃)シュースケ先生と失地回復と第一水曜日の謀略

 

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「醤油ってこわいわねー。第一水曜日のスズキクンニオさんやキムラシカンボさんはそこそこおいしいけど甘ちゃんよねー。お顔はデコデコボコボコしてるけど、マキヤストモローさんは好きー。でも、一番はやっぱり、誰がなんと言おうとノムラ(2丁拳銃)シュースケ先生だわねー。」と虹子が言ったとたんに猛烈な眠気に襲われ、その場に寝ころんだ。そして、夢をみた。

 夢の中で、吾輩は世界有数の第一水曜失地回復醤油博士だった。失地回復醤油に関することならなんでもこい状態である。


 タカダノ婆にうながされて早稲田通りを我が物顔で横切ると、メルセデスベンツ・アルファロメオの新型車、レコンキスタ・ガルウィングType2に乗ったノムラ(2丁拳銃)シュースケ先生が蒲田駅前場末風スナックからすっ飛んできた。

「おいおい、きみ。忘れ物だよ。」とノムラ(2丁拳銃)シュースケ先生は黒縁眼鏡の奥のチバケイ3房眼光をぎろぎろさせた。
「ああ、先生。忘れたんじゃないんですよ。先生におかせられましては手元不如意弥栄と思いまして、なにかの足しにしていただきたかったんですよ。」
「きみねえ、おれは宝石がじゃらじゃらついた時計なんか、趣味じゃないよ。それに、きみにオカモトタロウの心配をしてもらうほど、落魄ぶれちゃいない。」

 そう言うと、ノムラ(2丁拳銃)シュースケ先生は胸元のポケット・チーフをかっこよく抜いてから、ロレックスの宝石じゃらじゃらプラチナ時計を包み、吾輩によこした。


WATCH_AND_POCKET_CHIEF1000PX.jpg


「きみねえ、『言多きは退くなり』だよ。肉体言語はつねに磨いておかねばならんよ。いいね?」
「はあ、でも、先生   
「おれに是非を問うな。激しい雪が好き。また、いつか、どこかで。」


NOMURA_SHUSUKE1000PX.jpg


 ノムラ(2丁拳銃)シュースケ先生はそう言い残すとくるりと踵を返し、夕暮れのコペルニクスたちが忙しなく行き交う黄昏れゆく東京のど真ん中、トーキョー・キング・オブ・ロードを眼にもとまらぬスピードで駆け抜けていった。それがノムラ(2丁拳銃)シュースケ先生との今生の別れであった。夢からさめ、頬を涙が幾筋も流れ落ちているのがわかったが、ぬぐう必要などこれっぽっちもなかった。


HINOMARU_NOMURA_SHUSUKE_LAST_MESSAGE1000PX.jpg


 第一水曜日のスズキクンニオやキムラシカンボも失地回復醤油も眼中になかった。ただただ、ノムラ(2丁拳銃)シュースケ先生に会いたかった。会って、叱られたかった。事情を察した虹子はミニチュア・セントバーナードのポルコロッソを抱き、吾輩に菩薩様のような眼差しを注いでいる。 まことに、不立文字、一期一会式イチゴ1a号パフェなノムラ(2丁拳銃)シュースケ世界の吾輩であった。


NOMURA_SHUSUKE_AND_SUZUKI_KUNIO1000PX.jpg


 下衆外道ロードのど真ん中、センターライン上で、勘ちがい履きちがい基地外の岡本かの子が『母子叙情』満載に「人生は悟るのが目的ではないのです。生きるのです。人間は動物ですから。」と大陰唇をびらびらさせながら大股開きでほざいているのが見えた。
 なにをぬかしやがる。調子っぱずれ、倫っぱずれ、大股開きのポンコツボンクラヘッポコスカタンなんぞには郵便局の道行きさえ聞きたくもない。ポンチ絵書きのポンコツ女房は物静かに退場しやがれてんだ。

 うたたねはかくもティアドロップである。




     
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