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溶ける魚たちが蝟集する磁場のただ中に立っていた遠い日の夏

 

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 宇宙はシュールとビックリとイングリモングリモーグリと瑠璃色大鴉の嘴と哀愁の古川緑波でできている。 E-M-M

「宇宙のビックリ箱」の蓋は『満天日和』の瘡蓋をめくった午後に星野町青年団とともに現れ、開かれる。 NIJI-QUO


 アンドレ・ブルトンの『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』(巖谷國士訳/岩波文庫)を初めて読んだときはビックリした。ビックリしすぎて、そのとき飲んでいたコカコーラ・レッスン用のコークのファミリー・サイズ(500㎖)を吹き出し、鼻コークし、緑がかったコカコーラ・レッスン用コーク瓶を落としてしまうほどだった。夏の終りだった。地面に撒き散らされたコークに「レコード針を大切にしよう!」というプラカードを掲げて気勢を上げるミシンに恋する蝙蝠傘色の蟻どもがたかった。蝙蝠傘色の行列行進は夏の果てと世界の果てと世界の終りまでもつづいていた。スキーター・デイヴィスの『THE END OF THE WORLD』が大音量で聴こえていた。


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 スプートニクの鯉人間は天空を無限軌道に沿って無限周回しはじめ、ガガーリンの貌はコートダジュール色に青ざめ、IBMのディープ・ブルーに横恋慕したアオザメのディープ・スロートが「また別の生き物」のように蠢いて世界に愉悦を撒き散らし、四月の魚、Poisson d'Avril溶ける魚、Poisson Solubleの暗闘が佳境を迎えようとしていた。置閏バカラ秘法によって封印された「永遠の12歳の夏」が終りを告げる泡の弾ける音が聴こえる日が15330日後に迫っていた。

 あの遠い日の夏から無限大ウィジャボードによる自動書記は1324512000秒つづいているが、「本当の答え」はまだ出ていない。


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    [C95] 「あの頃」と「今」

    オレは今、ある種の混乱の裡にある。色んな妄想に捉えられている。そこにヘンチクな幻覚が絡む。統合失調症という病名は大嫌いなので使わない。分裂病の症状である。医者は休養入院を勧める。外界からの情報を一時遮断せよ、と。一理あるがオレは素直に言うことを聞かない。オレは精神医学を信じていない。
    くたばっても構わない。オレはオレの自動書記によって「本当の答え」を出したい。それしか自分を癒す手段はなかろうと思う。病院のベッドとか向精神薬とかは単なる対処療法であり、一時の逃げ場に過ぎない。
    オレにとって「あの頃」と「今」は地続きなんだ。自分を更新するために、オレは「あの頃」を切断しなければならない。その手段は書くことしかない。「あの頃」の持つ意味をフィクショナルに再構成することによって「あの頃」から自由になること。
    生きるとは、不断に自分を更新していくことだ。あんたの言うとおり、変化しない人間、変化を恐れる人間は、本当の意味で生きているとは言えない。「今」のあんたと「あの頃」のあんたの切断面を、オレはこのブログで見せてもらった。オレもまた、見せるべきだろう。
    「いたち野郎」の第一稿の途中経過をブログにアップしておいた。これで3/5ぐらいだ。
    http://ekr48ofc.blog.fc2.com/
    3日で削除する。よかったら感想を聞かせてほしい。どんな感想でも構わない。入院するかどうかも、物語の先を続けるかどうかも、それを見てから決めようと思う。
    • 2013-05-18 09:58
    • ガジン
    • URL
    • 編集

    [C96] 吾輩は「世界秩序」を希求するが信じない。

    委細は承知した。吾輩の辛辣悪辣な「慧眼」「心眼」「批評精神」にガジンのテクスト、「地続きの時間」がどこまで耐えうるか、じっくりイングリモングリモーグリに計測する。以下に「あらかじめ失われたアノニマス・ガーデンにおけるあらかじめ死んだ庭師によるあらかじめ存在しない時間」たる吾輩の「切断面」の切口の一端を記す。
    吾輩は「世界秩序」を信じない。強く希求するが一切信じない。吾輩は世界を信じない。時間を信じない。人間を信じない。「絆」を信じない。なぜなら、それらは救いようもなく愚かでのろまで腐っているからだ。
    吾輩は世界はさらに微分され、粉砕され、粉砕されつくすべきであると考えている。吾輩はあらゆる統合、積分、調和を憎む。微分されつくしておらず、粉砕されつくしていないにもかかわらず、「甘っちょろい親和欲求」に基づいて統合、積分、調和を目指したところで、事態はさらによくない地点に行き着くことは歴史が証明している。まだ足りない。木っ端微塵になっていない。堕落しきっていない。「堕ちるところまで堕ちよ」と吾輩は叫ぶ。堕ちるところまで堕ちた先に揺らぐことなき「統合」「積分」「調和」はやっと貌をみせる。これが吾輩の基本軸Xだ。
    吾輩の基本軸Yは「諦め」「諦念」だ。世界を成り立たせているもののほとんどは愚かで腐臭を放っていて姑息で臆病で冷酷冷淡である。例外はひと握りどころかゴビ砂漠でみつけた針の先に乗る砂粒の上の量子ていどである。数人の言説者、表現者たちの数行、数枚、数音によって吾輩は生き延び、それらは「新たなる地平を目指すための拠点」となった。ガジンの「意志の中心がメタル。」と「鎮魂のイストワール」もそのうちのひとつである。
    吾輩の基本軸Zは「快楽への意思」だ。「快楽」は吾輩を突き動かす。「快楽への希求」に翻弄されていた時期はとうに過ぎ、吾輩はいま「快楽」を支配下に置くことにほぼ成功した。女の「腰つき」にもびくともしない。
    吾輩の基本軸Ωについては『スカンク・ボブのエクソダス』についてのトランス・トラジッチ・クリティークの中で述べられる。吾輩の基本軸αはその記述の中で発見される。
    • 2013-05-18 13:47
    • 自由放埒軒
    • URL
    • 編集

    [C97] 厚情、痛み入る

    あんたの辛辣な批評精神にさらされるのは望むところさ。
    「おまえには吾輩をグリップする才能がない、やめておけ」でも、
    「こんなものしか書けないのか、くたばれ」でも、なんでもいい。
    さすればオレも、何の未練もなくこの仕事を放擲できようというもの。
    待っている。
    • 2013-05-18 13:59
    • ガジン
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