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トム・ウェイツの百年の孤独な夜

 

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 これより明日の夜明けまで、月で酔いどれながらときに梅の薫りをさぐり、ときに桜の蕾に声をかけ、ときに春のおぼろのグレープフルーツ・ムーンを愛で、ひたすらトム・ウェイツを聴く。ずっと聴く。とことん聴く。長丁場だ。どんな順番で聴くかな。ここはやっぱり、『Grapefruit Moon』からか。『Drunk on the Moon』『Tom Traubert's Blues』『Ol' 55』とつづけて、最後は『Closing Time』で。『Closing Time』がかかるころには夜も明けて、酔いも最高潮で、酔いどれの誇りは跡形もなく消え失せているだろう。グレープフルーツ・ムーンに向けて、酔いどれの月へ向けて漕ぎだすにはうってつけだ。
 酒は山崎 SHERRY WOOD 1986百年の孤独野うさぎの走りを確保した。酒の肴はチーズのひと塊と炙った烏賊でもあればじゅうぶんだ。

 友よ。今宵、酔いどれの誇り高きグレープフルーツ・ムーンで会おう。
 

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 ここのところ、1980年代のAORや初期中期のマットンヤー・ユミーンや山下達郎やHIP HOPやパット・メセニーやゴンチチや加古隆をヘビー・ローテーションで聴いていて、トム・ウェイツにはとんとごぶさたであった。

 現在、吾輩がiTunesで聴取可能な手持ちのトム・ウェイツの音源は206曲、約12時間分。朝までかけて聴くことを決定。12時間におよぶ聴取によって、いくぶんかの事態の変更を余儀なくされるため、キャンセルできる仕事、些事雑事はことごとくキャンセルした。どうせ引退同然、隠遁生活のようなものであるからして大勢に影響はない。影響があったところで吾輩の知ったことではない。吾輩は誰憚ることなき自由放埒軒の主人でもあるからだ。文句は言わせぬ。楯はつかせぬ。文句を言う奴、楯つく輩は容赦なく踏みつぶす。踏みつぶしたあとにはぺんぺん草くらいは生えるであろうから風狂なことこのうえもない。
 さて、『Closing Time』の『Grapefruit Moon』からだ。いきなり、名盤の中の名曲名演。名曲名演とくれば、あとは名酒である。といきたところだが、実は昨日から持病が悪化し、酒は御法度状態である。だが、断る! 酒なくてなんの人生であるか! 飲むことに決め、虹子にさとられないように抜き足差し足で酒の保管場所までいき、百年の孤独をすみやかに持ち去る。秋霜烈日なるトム・ウェイツの百年の孤独な夜のはじまりだ。

 Grapefruit Moon - Tom Waits
 Drunk on the Moon - Tom Waits




     
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