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D'amitié Pour Toujours, Le début d'une Belle Histoire d'amitié

 
 「疲れたときにはいつでも肩を貸すから」と言い残し、友は帰っていった。

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「疲れたときには肩を貸すから。いつでも。どこででも。たとえ世界中が敵にまわり、その場所が炎の中心であってもだ。メリー・クリスマス&ハッピー・バースデイ」と別れ際に古い友人は言った。そして、「だから、おれの前でだけは強がらなくていい。なんなら、おれの胸に顔をうずめて泣いてもいいぜ」とつけ加えた。うれしかった。十代、青春のただ中に戻ったような気分になった。17年ぶりの再会。刻まれた皺が深く、濃い。
「世の中は賢しらなやつらばかりだ。知らんぷりすることが処世術のひとつになっちまった。なにごとにもコミットメントしようとしない。ふざけた話だ。そんな輩はこっちから願い下げだがね」
 毒舌は昔のままだ。人は変わる。変節する。恥知らずにも平然と裏切る。「恥知らず病」とでも呼びたくなるような輩どもばかりだ。すまし顔でお上品ぶったことをならべたてていても裏の顔は不逞と不貞と不遜にまみれて醜悪きわまりもない。変わることがあたりまえのようになってしまった今の時代に変わらぬことがうれしかった。友情に関して言うなら、「時の過ぎゆくまま」でなくていい。時間は止まったままでいい。

 友よ。別々にいくつもの季節をすごしてもなお、変わらぬ友よ。今日からが、新しい友情の物語の始まりだ。




     
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