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齢の決算書/マイナス100度の太陽みたいに#2

    1989年の暮れだった。「泡劇場」は最終幕に入ろうとしていた。「おまえが高校生の頃、おれは30歳で、すでにして人生に起こりうるあらかたは経験済みだった」私に大きな仕事をもたらしたちょうどひとまわり年上の画商はそう言って私の瞳をしげしげとのぞきこんだ。「いま限界ぎりぎりまで膨らんでいる泡はいずれ弾ける。おまえも30歳だ。この先、泡が弾けたあとにどう生きていくか覚悟だけは決めておけ」しかし、時すでにお...

齢の決算書/マイナス100度の太陽みたいに#1

    「齢の決算書」をつくる過程で、泡の時代の「もうひとつの貸借対照表」のための参考資料として1990年前後の自分自身のテクスト、世に出たあまたのテクスト、楽曲/音楽を読み、聴きなおしている。1990年の夏の盛りに出たサザンオールスターズの『真夏の果実』を聴いていたら無性に泣けてきた。『真夏の果実』の中に出てくる「マイナス100度の太陽みたいに」という言葉が突き刺さった。それは実体をともなってわが身を貫いた...

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プロフィール

自由放埒軒

Author:自由放埒軒
Festina Lente.
No Pain, No Gain.
Fluctuat nec Mergitur.
R U Still Down Gun 4?
玄妙の言葉求めて櫻花
薄紅匂う道をこそゆけ

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