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母が教えてくれた歌 ── ドヴォルザーク

   歌いなさい。泣きなさい。そして、最後は笑いなさい。OFF-CROW-SAMA母はいつも歌を口ずさんでいた。わが母ながら素晴らしい美声の持ち主だった。エディット・ピアフに心酔していた母が歌うのは『バラ色の人生』や『パリの空の下』や『愛の讃歌』などのシャンソンが中心だった。『ダニーボーイ』のときもあれば『すみれの花咲く頃』のときもあれば『テネシー・ワルツ』のときもあった。ドヴォルザークの『母が教えてくれた歌...

埴生の宿の夜はふけて#2 二度と取りもどすことのできない夜の訪問者

   タツゾー先生は中学のときの担任だ。音楽教師だった。クラーク・ケントに似た男前で、テニス部の顧問をしていた。東京オリンピックの開会式で合唱団の一員となるほどの美声の持主でもあった。とうに定年退職し、裁判所の調停委員をしながら、今は悠々自適の日々を生きている。ちょくちょく吾輩を音楽室に呼び出して本格式のサイフォンで淹れたコーヒーを飲みながらレコードを聴かせてくれた。勿論、音楽教師らしい解説付きで...

埴生の宿の夜はふけて#1 いつかさよならのときが来たとき

   貧しいことがあたりまえであり、貧しさが美しかった時代がかつてあった。E-M-M 月に1度、豊饒の月が幽けく輝く夜、ジャズ・ミュージックでも古典楽曲でもHIP HOPでもなく、ひたすらに「童謡/唱歌/子守唄/世界の民謡」を聴きつづける時間をつくっている。この夜を吾輩と虹子は「埴生の宿の夜」と名づけている。いつも初めに聴くのはイングランド民謡の『埴生の宿(楽しき我が家/Home! Sweet Home!)』だ。 ゆうべの「埴生の宿...

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プロフィール

自由放埒軒

Author:自由放埒軒
Festina Lente.
No Pain, No Gain.
Fluctuat nec Mergitur.
R U Still Down Gun 4?
玄妙の言葉求めて櫻花
薄紅匂う道をこそゆけ

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