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不条理ゆえに吾信ず#4 紅蓮に染まった源氏の旗印を掲げた血みどろの武将

  木村藤子には心底驚かされた。前後の背景事情経緯は省くけれども、木村藤子は虹子を一目見るなり、突然、「あら。鉄砲水では大変なことだったわね」と言い放った。虹子は目を見開いて口あんぐり。吾輩は鳥肌が立った。鉄砲水。それは虹子の実家が鉄砲水に遭い、命からがら生き延びた出来事だった。虹子が中学1年のときのことだ。そのときの鉄砲水で虹子の実家のある集落では多くの人が死んだ。そのとき助かったのは、「白蛇様...

不条理ゆえに吾信ず#3「不条理なトライアングル」をめぐるいくつかの問題

   不思議というよりも驚異驚愕驚嘆、驚くべきことが起こった。1970年11月25日の明け方に見た夢の映像と完全に一致する映像作品を発見したのだ。まずは下記を御覧いただきたい。 不条理なトライアングル / アラカワ・ヒロシの重なる記憶 忘れもしない。1970年11月25日。この日は三島由紀夫ほか楯の会の構成員が自衛隊市ヶ谷駐屯地で「東京事変」を起こした日だ。三島の「三」。三角。トライアングル。東京事変勃発の直前、靖...

不条理ゆえに吾信ず#2

   鴎外の『雁』には不忍池を泳ぐ雁に石礫を投げつけたところが、みごとに命中して雁が死んでしまうという不条理劇のワンシーンのような場面がある。この雁をめぐるエピソードは『雁』を象徴するものだ。吾輩にはこの話と寸分たがわぬ経験がある。吾輩は尻の青みのとれぬ野心だけは満々の法学の徒であった。異なるのは不忍池ではなく三四郎池であるという点。 その日、吾輩は團藤重光に「人格的責任論」をめぐる種々の問題で愚...

不条理ゆえに吾信ず#1

 セブン-イレブンのレジで髪の毛をキンキラキンに染めた若造が吾輩の商品に関する問いかけに返事をしないばかりか、こちらを見もしないので憤怒、激情が瞬時に沸き上がった。パンツの右ポケットの中の小刀を握りしめ、ポケットの中で鞘を抜いた。抜き身を躍らせた。吾輩の右手に握られているのはモンブランのマイスターシュテュック149だった。キンキラキン坊主はこのとき初めて口を開いた。「いい万年筆ですねえ。ボクもずっと使...

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自由放埒軒

Author:自由放埒軒
Festina Lente.
No Pain, No Gain.
Fluctuat nec Mergitur.
R U Still Down Gun 4?
玄妙の言葉求めて櫻花
薄紅匂う道をこそゆけ

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