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砕け散った心と夢のかけらをひとつ残らずひろいあつめて。

  いつからか、エッダ・デル・オルソの『Friendship and Love』がずっと頭の中で鳴っている。小さな音で。静かに。消え入るように。霞むように。二度と取りもどすことのできない宝石のような思い出のように。横浜馬車道の東宝会館で『Once Upon a Time in America/昔々、アメリカで』を観て以来のことだから、1984年以降ということになる。もう30年にもなるのか。1984年。若かった。嵐のような裏切りと諍いのただ中にあった。そ...

いまだ会うこともない長き友とのはじまりに/また見ることもない山が遠ざかる

  このテクストが公開される頃、吾輩はパリ行きの機上のひととなっているはずだ。成田を出発する時刻は定刻では21時55分なので22時30分に公開されるように「予約投稿」という機能を使った。初めて使うのでうまくいくかどうかはわからない。うまくいけば、それはそれでちょっとイカすな。 これを読んでくれている諸君、短いあいだでしたがありがとうございます。本当のことを言えば、この夏の終りから嵐のごとき頻度でテクストを...

されど、われらが幻のラ・ツール・エッフェル

  1987年秋。リラの花影揺れる凱旋門の近くの小さな食堂で我々はカルバドスが満たされた杯をあげ、最後の乾杯をした。そして、固く再会を誓い、それぞれの戦場へと帰還した。ある者は中東へ。ある者はアフリカへ。またある者は西アジアへ。あれから四半世紀が経つ。そのあいだに数えきれぬほどの秋やら冬やら春やら夏やらが音も立てずに過ぎていった。再会も果たされぬまま多くの友が逝き、斃れ、少しの友が残った。幻のエッフェ...

漂えど沈まず、悠々として急げ #1

  遠い日、いまよりはるかに生き急いでいた頃、パリのバスチーユ地区にある安宿に秋の終わりからパリ祭直前までのおよそ8ヶ月のあいだ暮らした。アーネスト・ヘミングウェイが『移動祝祭日』の中で「人生のある時期、パリに暮らした者には一生涯パリがついてまわる。なぜなら、パリは移動祝祭日だからだ」と書いたくだりを自分自身の眼と耳と鼻と舌と肌で検証しようというのが旅の動機だった。と言えば聞こえはいいが、当時、個...

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プロフィール

自由放埒軒

Author:自由放埒軒
Festina Lente.
No Pain, No Gain.
Fluctuat nec Mergitur.
R U Still Down Gun 4?
玄妙の言葉求めて櫻花
薄紅匂う道をこそゆけ

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